生意気な後輩とドSな先輩と優しい幼なじみ


「顔に書いてあるんだよ!」


そう言いながら今度はでこぴんをされ遥はさらに笑う。


「ねー、ひゃっるぅぅかぁっ…かひぃってある?」


通訳しよう!
「ねぇ、遥書いてある?」以上!!!



「本当に書いてあるわけねーだろ?」


「お兄ちゃん!!痛いっー!!」



お兄ちゃんは十字路の道で右に曲がろうとした。



「遥、華じゃあな。華しっかり馬鹿治せよー」



「うるさっいぃぃ!!!」


そう言いながらお兄ちゃんは友達と合流して話しながら行ってしまった。


「華と悠真にぃーちゃん相変わらず仲がいいね」


遥は微笑みながら歩き出した。ちなみに、兄者は悠真と言う。遥は基本的に悠真にぃーちゃんと呼んでいる。遥は私とは小さい頃からの付き合いだからかなり無愛想な兄者でも遥を気に入っているらしい。
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