生意気な後輩とドSな先輩と優しい幼なじみ
「いやっ、あっ…の!」
だんだんと顔が赤くなり頭が空回りになってくると部長さんは口角をあげ、面白げに微笑んだ。
「何?ちゃんと、言わないと俺からするよ」
そう言うと少しずつ部長さんの顔が近づいてきた。恥ずかしさのあまりに私は目をつぶった。
「部長、何してるんですか?華は女の子なんですからふざけたことしないでください。」
少しトーンは低かったが遥の声だと分かり遥の胸に飛びついた。本当に怖くって遥の胸から動けなかった。
「華…大丈夫?ごめんな。部長こういう性格だから…」
遥はいつもの優しい口調に戻ると頭を撫でながら優しく微笑んでくれた。一気に安心してしまい私も「うん」と頷きながら微笑んだ。