【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん
「北は遠山さんに相談してみますよ。西は八重さんたちだから何も問題ないでしょ?南は五郎ちゃんに連絡してお願いしてみる」
「結衣…あなたはやっぱり凄いわ」
「なんで?」
「私怖くて連絡出来ない」
あははははは
由香里さんは怖いと口では言うけれど
とてもみんなを信頼している。
奥野さんも遠山さんもそして五郎ちゃんも
由香里さんと私への対応の仕方は大きく違う。
由香里さんにはとても敬意を払い
私とは楽しくコミュニケーションをとるという感じ。
そして、いろいろな事を学ぶ為に話しをしてくれる。
「結衣さんは結衣さんのままでいいんです」
これはみんなに言われる。
それでも憶えておかなければいけない事としてわかりやすく教えてくれる。
知っていても黙っていることと知らない事はそもそも違う。
表で動く人間ではないけれど口は出さずとも知っていなければならない。
植木さんは
「こんな事は結衣さんのお心に入れたくないような話なんでごぜぇやすよ」
とても残念そうな顔をしながら極道の現実を語ってくれる。