【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん


玄関へ戻ると


「どこかへお出かけの予定でした?」


「いや何、朝の食事の時から何だか結衣さんが楽しそうだったから話しを伺いにきたんですよ」


「今日自転車が届くんです」


「あははは。それでですかい」


「コンビニまでの予定だったのに隼が三浦さんがいいって言ったら本屋さんまで行っていいって」


「あまりにも喜んでいらっしゃるからでしょう」


私の嬉しいワクワクを植木さんに話すと何度も頷いてくれて


挨拶まわりの時のお願い事も話すとそれは一番わかりやすいかもしれやせんねって止められることはなかった。


エビでタイを釣るみたいなんですよって話しても


「結衣さんはその釣ったタイを1人で食べないでみんなに分けるんだから立派なもんですよ」


「偶然ですよ。だって自分が外に行きたかっただけなんですから」


植木さんは笑いながらそれでも結果として喜ぶ人がたくさん出る。


守ってやりたいと思っている人たちが自然と守られるようになるなら一番の事だって喜んでくれた。






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