【完】甘い香りに誘われて4 極道の若頭×ちっちゃな姐さん
「でも、私は心配」
「何がですかい?」
「植木さんと三浦さんが自転車に乗るってこと」
「へ?あはははは」
「だってどちらも乗っているとこをお見かけしたことないんですよ」
植木さんは笑いながらたまにコンビニまで自転車に乗ってるって教えてくれた。
「10時過ぎに来るみたいなんで急いで掃除してきます」
「へい」
頭を下げて急ぎ足で部屋へ向かい洗い終わった洗濯物を干し
掃除機をかけてバスルームもピカピカにした。
コーヒーを飲もうと思ったけれど時計を見たら10時10分前。
バッグを持ってまた小走りで玄関へと向かった。
サンダルを履いて外へ出ると門のところにいた中山さんと山下さんに
「まだ来てやせんよ」って笑われて
「お聞きになったんですね」
「みんな知っておりやすよ」
「そんなにはしゃいでました?」
「そりゃもう何があったんだって聞きたくなるぐらいに」
24にもなって恥ずかしいと思ったけれどこの嬉しさは説明が難しい。