俺、お前以外は愛せないから ~私とアイツの仮面舞踏会~
【爽サイド】





すみれが出て行った後、部屋は怖いぐらいに静まり返った。





「どういうつもりだよ」





俺の言葉に洸はこっちを向いた。





くっそ、なんで笑ってんだよ。





「どういうつもりだよって、どういう意味?」





「ふざけてんのか?意味が分からない訳がないだろ」





「悪いけど、俺のこの脳みそだと、爽の言いたいことが分からないや」





何だよ、コイツ。





おちょくってんのか?





怒りが頂点にまできて、俺は洸の肩を強くつかんだ。
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