俺、お前以外は愛せないから ~私とアイツの仮面舞踏会~
急に、胸の少し上に爽の唇が触れる。





体温が上がって、心臓がパニックになった。





「……っ!」





少しの痛みとともに爽の顔が離れて行った。





「ん、上出来」





満足げに笑う爽の視線の先を見ると……。





「わっ、何これ!!」





いつの間にか胸の少し上には、赤いあざができていた。





「俺のものっていう印」





「へっ?!」





爽の、もの?





私はまた顔が熱くなった。
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