好きになった瞬間
1度気付いてしまった変化に、俺は大いに戸惑った。
だって、
この数年間ずっと一緒で何とも思ってなかったヤツが、少しの変化で、1度の変化で幼馴染みから……女になった。
「ハァ…ハァ……ゴクッ…」
胸が早鐘を打ったかの様にドクドクと鳴っている。
呼吸はまるで、グランドを全力疾走して来た時みたいだ。
俺は自然と唾を呑み込んだ。
1度意識してしまったら、もう、どうしようもなかった……
今までは『幼馴染みの女の子』だったのが、今目の前にいるのは『一人の女』だ。