28才の初恋
 そんなこんなで、現在はレストランからオフィスへ帰る道の途中だ。
 今度は行き道と違って妄想はしない!しないんじゃないかな?きっとしないと思う……控え目にしよう。

 私の前には大樹クンと磯野、小島が並んで歩いている。
 先輩と新人のコミュニケーションというヤツだ、軽い会話をしながらのんびりと歩いている。

 もちろん――私は隣で何か話している橋本の声など耳に入らないほどに、前の集団の会話を聞き取ろうとしているのだが……。

「そういえばさぁ、池田くんって彼女とかいるのぉ?」

 私の耳のサイズが大きくなる!
 これは聞き逃すことが出来ない質問だ!!
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