君と星空の彼方
何が…来るの?

その質問を言葉として出すことができなかった。

喉が機能を示さなくって、言葉を口から発することができないのだ。



ミズキが変わってゆく姿をただ見つめ続けていた。


ミズキはいつしか息を整えられていて手も前には出していなかった。



…そして、もう…少し前のミズキの面影など全くないんだ。


腰より長いぐらいまでの髪の毛は、黒に一部メッシュだったはずが真っ青になっていて。


でも…カラーリングをしたような奇抜な青ではない。


どんなに上手い美容師がカラーリングをしても、ミズキの今の髪色いはできないだろうなぁ…


目が奪われるほど美しい青の髪…気のせいか光ってる気さえしてくるほど、本当に艶やかな色!



そして顔色はさっきまで真っ青だったというのに今は少し白めで綺麗な肌色だった。



けれど決して具合が悪そうじゃないんだ……ただの色白ってだけにしか見えない。


吸い込まれそうな美しい青の瞳と、艶やかな青の髪、そして整った顔立ちはさらに磨きがかかったようで。



……まるで。




「……アフロディーテ、準備完了です」




愛と美の神……アフロディーテのよう。






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