君と星空の彼方
セイヤからしたら
6歳の時に冷たく家から自分を出した本当の両親より、
私のお母さんの方が…暖かく、優しく感じたのかな。
記憶が大きいから、言えば育ての親のような人に『2度と会えないかもしれない』
そう言われたら、悲しいに決まってる。
「………今日のことは、忘れてくれ。
多分…近いうちに、嫌でもお前は、母親が能力者だってことを押し付けられるはずだから」
そう言われ、呆然とセイヤを見上げてる私に
セイヤは優しく微笑んで、かがんだかと思うと私をゆっくり抱き寄せた。
「………意味不明、だから…
もっとちゃんと説明して」
泣きそうになるのを我慢していると、声が震えて…泣きそうなんてこと、すぐバレてしまう。
けどセイヤはなにも言わずに私を抱きしめていた。
私は静かに泣いた。
なにに対して泣いたの?と問われれば
わからない、そう答える。
ただ悲しくて、苦しくて、こらえられなくって…
意味不明で、理解不能で
私は今セイヤが言ったことの1割程しか理解できてない。
お母さんが能力者だったなんて…信じられない。
「…………忘れろ」
忘れることなんてできるわけがない。
忘れたいのに忘れられない。
けど、私は
セイヤの腕に包まれて泣くなか、ただ頷くことしかできなかった。
「…………ごめん。
俺が、忘れさせてあげるから……話しすぎたのかも、しれない」
「…え?」
私がパッと顔を上げた瞬間…
セイヤが私の口に何かを放り込んだ。
6歳の時に冷たく家から自分を出した本当の両親より、
私のお母さんの方が…暖かく、優しく感じたのかな。
記憶が大きいから、言えば育ての親のような人に『2度と会えないかもしれない』
そう言われたら、悲しいに決まってる。
「………今日のことは、忘れてくれ。
多分…近いうちに、嫌でもお前は、母親が能力者だってことを押し付けられるはずだから」
そう言われ、呆然とセイヤを見上げてる私に
セイヤは優しく微笑んで、かがんだかと思うと私をゆっくり抱き寄せた。
「………意味不明、だから…
もっとちゃんと説明して」
泣きそうになるのを我慢していると、声が震えて…泣きそうなんてこと、すぐバレてしまう。
けどセイヤはなにも言わずに私を抱きしめていた。
私は静かに泣いた。
なにに対して泣いたの?と問われれば
わからない、そう答える。
ただ悲しくて、苦しくて、こらえられなくって…
意味不明で、理解不能で
私は今セイヤが言ったことの1割程しか理解できてない。
お母さんが能力者だったなんて…信じられない。
「…………忘れろ」
忘れることなんてできるわけがない。
忘れたいのに忘れられない。
けど、私は
セイヤの腕に包まれて泣くなか、ただ頷くことしかできなかった。
「…………ごめん。
俺が、忘れさせてあげるから……話しすぎたのかも、しれない」
「…え?」
私がパッと顔を上げた瞬間…
セイヤが私の口に何かを放り込んだ。