気づけばキミと恋に落ちて
宗ちゃんに、見破られるなんて思わなかった…。


やっぱり、わたしの演技力がなかったんだろうな…。


でも〝はい、そうです〟だなんて、言えない。


「ち、違いますっ。ホントに、彼氏なんです…。昨日の夜に、告白されて付き合うことにしたんです」


告白なんかされてないのに…ごめんね、拓篤。


心の中で、手を合わせて謝る。


「だから、それはオレにあんなことされたから、断るためにそのオトコに頼んだんでしょ?」


どうしよう、全然信じてもらえない…。


「それに。はるちゃんは、そういう子じゃないでしょ。スキでもない人と、付き合うような子じゃないよ」


それ、宗ちゃんが言う?わたしが、そういう子じゃないとわかっててキス、したってことだよね。


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