気づけばキミと恋に落ちて
ドクン、と波打つくらいに衝撃が走ったのは…。


「うんっ。今、行く…」


なんでわたし、泣きそうになってるんだろ。


そんなに拓篤に会えることが嬉しい?


自分の中の自分に問いかける。すると、もう一人の自分が〝うん、スゴく嬉しい〟と答えた。


拓篤の元へ急ごうと、向きを変えると「はるるん、どしたの?」と、留里ちゃんがコチラへ来て同じように、わたしが見てた窓からヒョイ、と顔を覗かせた。


「ひゃあ、スゴイっ。昼休みにまで、会いに来るなんて‼︎どんだけ、ラブラブなのよ‼︎っていうか、彼氏がはるるんのこと大スキなのねぇ」


なんて、大きな声で言うから、ココにいた社員たちが〝何事だ⁉︎〟と、みんなして窓のほうへとやってきた。


「る、留里ちゃん‼︎」


あまりにも恥ずかしくて、視線を下に向けると「早く行かないとっ。王子様、帰っちゃうわよー」なんて言うから、慌てて飛び出す。


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