気づけばキミと恋に落ちて
「だろ?会社辞めろとは言わないけど、なるべく一緒になるなよ、ソイツと。次は確実されんぞ、キス」
「うぇっ⁉︎」


予想外の言葉に変な声が、しかも上擦って出た。


「あのなぁ…。どう考えても、そうだろ?中学生でも、わかんぞ」


わたしの脳は、中学生以下…。


「いや、今なら小学生でも、わかるか」


……小学生以下みたい…。


「じゃあオレ、シャワー浴びて寝るわ」
「うん。…って、またウチで寝るの?」
「いいだろ、土日くらい。どうせ、はるヒマなんだしー」


ぐっ…。確かに予定は入ってなかったけども‼︎


「陽ちゃんこそ、彼女作りなさいよ」


ほぼ毎週わたしの家に来て、ゴハン食べてくくらいなら、彼女いたほうが楽しいじゃんね?


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