鬼上司と私のヒミツの関係
You're my treasure

*****

隣で寝息をたてて眠っている沙耶の前髪を払い、じっと見つめる。

無防備な寝顔が可愛くてついイタズラしたくなる。

鼻を軽く摘まんでみると、眉間にシワを寄せ息苦しいのか少し口を開いた。
これ以上やると起きてしまいそうなので手を離すと、鼻の下を数回擦り「んー」と唸り、再び寝息が聞こえてくる。


クスッと笑った時に、ふと、お袋によく言われていた言葉を思い出した。


『響ちゃんにも運命の人が必ずいるのよ。その人との出会いは偶然じゃなく必然なの』


そのあとは決まってオヤジとのノロケ話を聞かされるから耳が痛くなる。

うちの両親はいまだに相手のことが大好きで子供が呆れるぐらい。

だけど、その気持ちも理解できる俺も大概だよな。



必然か……。
俺と沙耶の出会いも必然だったんだよな。


俺の手で沙耶を幸せにしてやりたいと思うし、沙耶じゃないと俺も幸せになれない。



気持ち良さそうに寝ている愛しい奥さんの頭を撫で


「沙耶、君は俺の宝物だよ」



一生守るから、と唇にキスをし眠りについた。





end.

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