恐怖日記
次の日の朝だった。

「昨日・・・変なことがあった」

叔父はさっぱりしない表情で、そんな事を言っていたのを覚えている。

「何があったの。おじさん」

「あぁ、実はな・・・」

叔父は話してくれた。
叔父は一つの部屋で寝ていたのだが、突然服を引っ張られたそうなのだ。

「・・・Kか」

叔父は弟のKだと思い、ちらりと部屋を見回すと。
Kどころか、人影がなかったと言うのだ。

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