恐怖日記
車に宿る亡霊
これは僕が小学校の時か、中学校の時だったと思う。

父は運送業の会社に勤めていて、毎日トラックに乗って仕事をしている。
父の仕事の内容は、指定されたコンテナをトッラクで引っ張って、それをまた指定された場所へと運ぶことだ。

ある日のことだった。
父が、僕と三つ下の弟であるKをトッラクに乗せてくれると言った。

そして、それから数日のこと。
僕たちはワクワクしながら、父のトラックに乗ったのを覚えている―――
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