Carnation の 花 言 葉...
fascination-彼女の魅力-

再開

4月...

桜は咲き乱れ、春の暖かな風が私を包む。

賑やかな声、笑顔は溢れる中私は...

面倒なことに巻き込まれた。

「なぁ、まゆちゃーん。サッカー部入るよね?」

「はぁ?私が!?川崎君、うちがサッカーできないの知ってるよね?」

「ダメなの?」

お願い、川崎君...そんな目で見ないで。

可愛いから、可愛すぎるから!

そんなこんなで久しぶりに再開した西中サッカー部に巻き込まれています。

「完全にできないんだっけ?」

不安そうな顔で直也が聞いてきた。

「んー。軽くならできるけど...」

満足そうなみんなの顔を見るとサッカーをしたくなる。

一緒に学校に行こうって言おうとしたとき

後ろから聞き慣れた幼馴染の声がした。

「おはよう、みんな。...真優行くよ。」

そう言って雅晴が私の腕を掴む。

後ろでは、西中のサッカー部がなんか言ってるけど今は前だけを向いた。








< 5 / 8 >

この作品をシェア

pagetop