ボタン
4月2日 放課後
対話テストの内容を決めるため、なんとかして和田君に話しかけようと試みたもののうまくいかず、結局放課後になってしまった。
今和田君は隣で帰り支度をしている。言うなら今しかない。
「あっあの和田君、対話テストの内容どうしようか?私英語苦手だからさ、早めに決めて練習したいなぁと思って…。」
和田君はこっちを全く見ずに言った。
「あぁあれか。俺も英語得意じゃない。これからヒマなら図書館でも行きますか?」
…えっ?今図書館に誘った?女子嫌いの和田君が?
「えっあっ、うん行く。」
しまった。思わず「うん」なんて言ってしまった。
「なら早くして。5時で閉まる。」
「はっ、はい!」
どうしよう…。とりあえずユウに先に帰るって言わなきゃ。
「あの…和田君先行ってて。すぐ追い掛けるから。」
「分かった。」
さあ大変なことになった。でももう行くしかない。ユウのいる体育館に走った。
ユウは部活中だった。
「ユウちょっと来て!」
「何?どうしたの?」
「あのね、今日先帰る。和田君と対話テストの内容決めに図書館行くの。」
ユウは手に持ったバドミントンラケットを落としかけた。
「はっ?ヤスキと図書館!?レイもよくやるね。分かった。がんばって!」
「うん…」
私はユウに別れを告げ、急いで和田君を追った。
今和田君は隣で帰り支度をしている。言うなら今しかない。
「あっあの和田君、対話テストの内容どうしようか?私英語苦手だからさ、早めに決めて練習したいなぁと思って…。」
和田君はこっちを全く見ずに言った。
「あぁあれか。俺も英語得意じゃない。これからヒマなら図書館でも行きますか?」
…えっ?今図書館に誘った?女子嫌いの和田君が?
「えっあっ、うん行く。」
しまった。思わず「うん」なんて言ってしまった。
「なら早くして。5時で閉まる。」
「はっ、はい!」
どうしよう…。とりあえずユウに先に帰るって言わなきゃ。
「あの…和田君先行ってて。すぐ追い掛けるから。」
「分かった。」
さあ大変なことになった。でももう行くしかない。ユウのいる体育館に走った。
ユウは部活中だった。
「ユウちょっと来て!」
「何?どうしたの?」
「あのね、今日先帰る。和田君と対話テストの内容決めに図書館行くの。」
ユウは手に持ったバドミントンラケットを落としかけた。
「はっ?ヤスキと図書館!?レイもよくやるね。分かった。がんばって!」
「うん…」
私はユウに別れを告げ、急いで和田君を追った。