Snow-White





「由樹にしか出来ねぇことがあるだろ!?お前は今、生きてるんだよ!!!」





そして、行くぞ、と言って走り出した。




俺の足も、自ら動いていた。




真白ちゃんの元へと。




生きてるから、辛い。




けど、生きてるからこそ、幸せだと思うことがある。




俺たちは生きてるんだ。




神様…




まだ、間に合いますか…?




真白ちゃんは、こんな俺を嫌ってしまいましたか…?




俺は…




俺はもう一度、チャンスが欲しい。




俺が笑顔にしたい。




まだ、間に合いますか…?





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