Snow-White




ふと思った。




もしかしてお兄ちゃん、私がこうなったのは由樹くんのせいだと思ってる…!?




「お兄ちゃん…っ、あ、あの…!!」




誤解を解こうとしたが、誤解していたのは私の方で…




「真白のこと、簡単に諦めてんじゃねぇよ!!」




へ…?




そして、




「真白!」




「は、はい!」




今度は私が呼ばれた。




さっきの場面につい目をギュッと瞑ってしまった。




が、温かさに包まれた。




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