Snow-White




俺はびっくりして尚の方を見た。




「任せられるの?」




もう一度、俺に聞いてきた。




あまりにも真剣な尚の表情(カオ)に、思わず目をそらしそうになった。




もちろんそらさなかったが。




俺は…




「他の奴が隣にいるのは嫌だ。けど、俺は支えられるほど力がない。優斗さんには勝てない…」




あんなにも想ってるんだ…




「ふざけんなよ。」




思いもしない尚の言葉にびっくりした。




< 68 / 226 >

この作品をシェア

pagetop