Snow-White
「お兄ちゃんも真白お姉ちゃんのこと、好きだもん…っ!」
「うん…有難う、ね。」
そう言って抱き締める真白ちゃん。
そっか…
分かったよ。
雪羽ちゃんは怖かったんだよね…?
2人が凄く想い合ってるの知ってるから…
俺が、真白ちゃんのこと好きって知って、怖かったんだよね…
けど…
「雪羽ちゃん。」
俺はしゃがんで雪羽ちゃんの目線に合わせた。
「由樹くん…?」
真白ちゃんが不安げに俺を見た。
「ごめんな…?それでも俺は…真白ちゃんが好きなんだ…」
好き過ぎて苦しいほど、好きで仕方がないんだ―…