あなたを待つ夜
「俊でしょ?」

やっぱりそうだ、と優子は思った。

その男は高校2年から3年にかけて付き合っていた島袋俊だったのだ。

「ん?知り合い?」と友里恵。

「元彼ですよ」

「えっ、本当?」

まさかこんなところで俊と再会するなんて優子は思ってもいなかった。
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