特別なお客さん。〜あなたとの距離〜
3.距離〜彼女と彼氏

1.初めての彼氏

ついに、大原くんと付き合うことになった。

想いが通じ合ってとても嬉しい。

未だに信じられない。


初めての…彼氏。


彼氏という響きがとにかく新鮮で。



嬉しくて、信じられなくて、その日はなかなか眠りにつくことができなかった。


次の日は大学へ。

大学へ行くと全部報告をしてる香織からどうだった?と聞かれ、すぐに学食へ行って全部話した。

「良かった!おめでとう!なんだか私まで嬉しい!」

「ありがとう〜!香織!」

「じゃあ、クリスマスも一緒に過ごせるんじゃない?ちょうど良いじゃん♪」

「あ、確かに!」

「クリスマスを彼氏と過ごすのが夢だったんでしょう?」

そうだ、今は11月末。
来月にはクリスマス!

クリスマスには彼氏とデートして、夜景やイルミネーションを見て…とずっと妄想をして、憧れを抱いていた私。

「また相談には乗るからね♪」

「香織〜、頼りになります!!」


地元の友達、明日香にも連絡した。

『やるじゃん!!その大原さんに会いにcolorに行こうかな〜笑』
なんて返事が来た。
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