特別なお客さん。〜あなたとの距離〜
タイミング良く並べそうな”その時”を待つ。

そして…


あ、大原さんのところのレジ、後ろに1人しか並んでない!
他のところよりも空いてる!
よし!!

と思ってレジの方へ行った。
だけど…


大原さんのところのレジに人が少なかったのは、他の店員さんが「他のレジへお回りください。」と書かれたものを持って立っていたからだった。


ということは、大原さんにレジをしてもらえない…。
少しショックを受けながら、私はその隣のレジに並んだ。

「大原くん、代わるよ。」

「ありがとうございます。お願いします。」

そんな店員さん同士のやりとりを背中で聞く。

私の後ろを大原さんが通っていった。

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