特別なお客さん。〜あなたとの距離〜
「ありがとうございました!」

大原さんと玉川さんは話しながら帰っていった。

帰った、と言っても店にかな?
身軽だったしね?


ードキドキドキドキ。


心臓の音が響く。とても速い。


それに、顔が熱い…。


少しはアピール…できたかな…?

いつもとの違いは少しは出せたと思うんだけど…。

「お願いします。」
と、お客さんが来て、思わずハッとする。

「いらっしゃいませ!」

ダメだ、ダメだ。仕事仕事!!


「お会計、456円でございます!」

< 68 / 154 >

この作品をシェア

pagetop