calling
18時が定時の時間だった。

制服から私服へと着替えて…
少し長めの髪をメイク台で整えて
化粧直しも少しだけした。

特にリップは丁寧に塗って。

ゆっくり歩いても
俊輔さんの会社までは15分も
かからないほどだった。

名刺に書かれているビルは
きっと入口は…ここだけ…な
気がする。

自動扉の向こう側には
男性が受付をしていた。

きっとこのビル管理会社で
雇われている男性な気がする。

私はその自動扉の前の
歩行者通路のガードレールに
もたれながら…待つことにした。

何時に終わるのかも
社内に居るのかも分からなくて

少し後悔したけれど…
逢えなかったらそれはその答え。

でも逢えたら…
ただもう一度逢ってみて
恋かどうかを確かめたかった。
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