詐欺師の恋
「なんでバレたか、ですが、社内に貴方の昔を知る人間が居た―全部言わなくてもわかりますね?中堀さん、昔相当荒れてたでしょう。櫻田は良いように言われてます。どうするつもりですか?」
「何が、言いたい?」
訊ねながら、口に咥えた煙草を外す。
「櫻田を、守るつもりですか?」
「…それが、あんたに何の関係があるんだ?」
訊ね返せば、藤代は距離を縮めて。
「初めまして、じゃないと先に伝えました。貴方は覚えてないかもしれませんが―5年前にも、同じように利用して捨てた女が居ましたよね。」
「………」
「俺は、よく覚えてますよ。その金色の髪も、茶色くした髪も。その顔も。名前は違いましたけどね。」
そう言って、藤代は俺を強く睨みつけた。
「貴方の汚い仕事に、彼女を利用した。櫻田もそうでしょう?そんな貴方が、櫻田を守るとでも?どうせそんなつもりないでしょうから、さっさと櫻田から離れてください。」
「花音は、違う。」
「まさか…!本気で好きなんですか?貴方が?ならどうして櫻田を利用するような真似したんですか?犯罪者、ですよ?」
そこまで言うと、藤代はふっと目を逸らし、俺の横を通り過ぎる。
「何が、言いたい?」
訊ねながら、口に咥えた煙草を外す。
「櫻田を、守るつもりですか?」
「…それが、あんたに何の関係があるんだ?」
訊ね返せば、藤代は距離を縮めて。
「初めまして、じゃないと先に伝えました。貴方は覚えてないかもしれませんが―5年前にも、同じように利用して捨てた女が居ましたよね。」
「………」
「俺は、よく覚えてますよ。その金色の髪も、茶色くした髪も。その顔も。名前は違いましたけどね。」
そう言って、藤代は俺を強く睨みつけた。
「貴方の汚い仕事に、彼女を利用した。櫻田もそうでしょう?そんな貴方が、櫻田を守るとでも?どうせそんなつもりないでしょうから、さっさと櫻田から離れてください。」
「花音は、違う。」
「まさか…!本気で好きなんですか?貴方が?ならどうして櫻田を利用するような真似したんですか?犯罪者、ですよ?」
そこまで言うと、藤代はふっと目を逸らし、俺の横を通り過ぎる。