ずっと君が。〜好きな人の相談相手っ?!〜
この俺の判断が、良かったのか悪かったのかはわからない。
でも、どっちの結果になっても
真人を全力で支えよう
そう思った。
「なぁ玲音、このまま1校時目サボるか。」
真人が、何か吹っ切れたような笑顔で言ってくる。
「ふっ それもいいな。」
サボるなんて、久し振りだな。
そんな事を、のんびりと考えていたら。
「まだ、あの時の事覚えてたんだ…」
ボソッと、通ってきた隙間の方からそう聞こえた。
覚えてた…?
なにが…
もしかして、"あの人"の事か…?
という事は、今の声の人が
真人のいう"あの人"…?
誰だったんだ…?
この場所の事は、誰にも言ってない。
知ってるとしたら、例乃葉だけ…
…!
てことは、例乃葉が"あの人"…?!