奥様のお仕事
「え?ちょっと 何してんの?」

後から声がして振り向くと 美輝が立っていた。

「おじいさまと食べてたの?」


「うん ね 美輝ちゃんも食べようよ」


「あ うん 
だけど え?何か ビックリなんだけど」


「何が?」


「おじいさまが 楽しそうで・・・・・」


じじいが慌てたように

「ワシはまったく楽しくないぞ!!!」


「あのね 今 ロシアンルーレットしてね
ククク・・・・おじいちゃん わさび入りたこやき ビンゴ!!」


「え!?おじいさまに わさび入り食べさせた?」


「じゃんけんでね 勝ったら選んで食べてたの
もう めっちゃ笑った~おじいちゃん 大慌て~」


思い出すだけで爆笑しちゃう。


「いいから ほら 美輝 おまえもやるぞ
マリン 早く焼け」


マリン・・・・・・
今 マリンって呼んだ・・・・・・


美輝もキョトンとしてたけど 
私はまたスルーして


「じゃあ 二回戦ね」
嬉しくて 涙が出そうだった。


二回戦は 一人増えたことで なかなか口に入らず
それがまた楽しくて 三人で大爆笑


途中 また じじいが わさび入りを当てて悶絶に
こんなに笑ったことないくらい 笑った。
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