奥様のお仕事
俺の計画に マリンは怪訝そうだったけれど
二人の中にある 空白の時を埋めるには

一緒にいることが大切だった。


美しく愛らしいマリンを守ることが俺の使命


待って 悩んで 混乱しながら
この時を待ったんだ・・・・・・。


急がず 焦らず
マリンが俺を愛してくれるまで
俺を愛してもらうまで 辛抱強く待つしかなかった。


マリンが愛おしくて
俺には 辛い闘いの毎日だった。


同じベットで眠り 同じ風呂に入り
可愛い笑顔を見ながら食事をとり


手を伸ばせばすぐに触れられる近さにいる
愛する人を壊さないように 傷つけないように


俺は紳士であるしかなかったけど
何度抱きしめて 愛してると伝えたかったか・・・・・


泣き顔に胸が締め付けられて
理性を失いそうになる・・・・・・・・。


大切な人


俺の宝物


あの出会いから十七年・・・・・予定より早まったけれど
いろんな壁はあるけれど マリンとなら乗り越えられると
一緒に暮らして確信した。


後は 真実をマリンに伝えたら
もしかしたら引かれてしまうのではないかと言う恐怖


俺がマリンなら 間違いなく引く・・・・
キモイと言われても仕方がないから・・・・・それが怖かったんだ。
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