奥様のお仕事
浩一郎に雇われて 島を出てきて・・・・・・
初めて知った業務内容



奥様のお仕事全般


一人になった私が生きるためには 業務を忠実に
遂行するしか道がなく・・・・・・


お仕事のスキルアップも要求され
浩一郎との 甘い時間に
恋する切なさが加わり
途中で仕事継続が困難になったりもしたけれど




私の 居場所は 浩一郎の腕の中だけ・・・・・・



無事に 本契約も済ませて



今日も 私の手を握るのは 浩一郎だけ・・・・・・・・・



「痛い 痛い いた~~~~い!!!」


陣痛に身をよじる私の手を 必死に握る 浩一郎


「頑張れ 頑張れ!!!
頑張れしか言えないけど 頑張ってくれ!!!」


「さ 産まれますよ!!!」



「ウ~~~~~~!!!!」


浩一郎と 一緒に 息む!!!!



「オギャー オギャー オギャー!!!」


浩一郎と私の 愛の結晶が この世に誕生した・・・・・・。


「お・・・・おつかれさま・・・・・・」



「浩一郎 泣いてる?」



「辛い思いさせてごめん・・・・・そして感動した・・・・
女性の偉大さを 思い知らされた」


浩一郎はそう言うと 声をあげて 泣いた。











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