海辺で恋するシンデレラ ~ Side story ~
本当にお互い忙しすぎて、すれ違いの生活になったこともあるけれど
なんとか今日まで一緒に居ることが出来た。
籍だけでもって、思ったこともあるけれど
それは嫌だという亜紀の意見を尊重して、式を挙げてから入れることになった。
なんだかんだ言っても、古風で堅実的な亜紀。
見た目は派手なのに、そういうキャップがまたいい。
「なぁ、亜紀」
「どうしたの?」
海桜ちゃんが来て、機嫌が良くなったのか
俺に笑顔を向ける亜紀。
「子供、つくろっか」
「ッ……ばか」
一瞬目を大きく見開いて、真っ赤に顔を赤らめる彼女。
照れた顔も可愛い。