お前を好きになって何年だと思ってる?
ママは私たちに手を振って

パパの手を引いて家を出て行った。

慌ただし…

っていうか私、仮にも誘拐されたんだけど?

まあいいけど…。

冬夜がぎゅっと後ろから私を抱きしめた。

「…あの女たちは圭斗が処分してくれたから安心しろよ?」

「う、うん…」

心臓がバクバクいってる。

それで実感する。

ああ、私ほんとに冬夜が好きなんだなって。
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