こころの温度差
サークルの合宿の時も、
宿の手配から、
マイクロバスの予約、
お菓子や花火の買い出しみたいな事まで
進んでしてくれる。

私なんて、
マネージャーのくせに
いつも先輩に甘えてばかりだ。


「あの、じゃあ一緒に何か飲みませんか?
私のど乾いちゃったんで
コーヒー買いに行きますけど、
先輩は何にします?」

「えっ?そっそう?
いいよ、オレも行くよ。」

「いいんです。
レポートの準備もしてもらっちゃったし。」

「そう?!
じゃあ、
オレはレモンティーかなんかお願いします。」

新井先輩は、とても嬉しそうだった。
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