恋色
あ…また……気づかれてた…

「ってか、神崎さんは好きな人いないの?」

え…

直球すぎでしょ、、

「フラれたばっかりだよ。」

嘘ついても仕方ない。

どうせこの人も

私のすべてを知れば離れていく。

だったらもう嘘つかない。

嘘をついてる自分が苦しくなるだけ。

「そ…なんだ…」

いきなりこんな重いこと言われたら

そんな顔になるの、わかる。

私はその場を離れて教室に行く
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