エリート上司と甘い秘密~彼の正体は私の義弟!?~
びっくりしてメールの文面を熟読し、どう返信したらよいものかとしばらく考えてから、「有難うございます。機会があればぜひ」と、ようやく返事した。

しかし時間をかけて返信したのに、またすぐに返事が届いてしまった。

「やった! いつが都合いいですか?」

この気軽さの違いはなんだろう。

ただ食事に行こうと言われただけで、他のみんなは普通に年中していることだ。

自分だけ意識している。

葵は「ばかみたい」と思いながらもやはり緊張して再び、返事を考えた。

そして結局「今はちょっと仕事が忙しいので、落ち着いたら連絡します」と、つまらない理由をつけて逃げてしまった。

「わかりました。じゃあ期待して待ってますから必ず、連絡くださいね」という裕也の返信を最後に、食事の話は進んでいない。

実際、ここのところずっと忙しかったので仕方ないのだけど、そろそろメールを送ろうかしらと考えていたところだ。
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