恋愛の神様

この先、どれほど忙しくなったとしても、器用なレオなら私を寂しくさせないように卒なく構ってくれるのかもしれない。


でも……


愛せないのはそんな事が問題じゃないもの、ね。


私が寂しくて震えていれば大きな腕に包んでくれる優しい子。

そのぬくもりにズルイ私は縋りついて安堵する。




だけど――――。











私ヲ愛シテナイ人ヲ無邪気ニ愛スルホド、

愚カナ女ニナレナイノ。


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