恋愛の神様

デスクに戻り、どん底気分を払拭するように残業に打ち込み、終業。

それでも。

野山が落ち込んでいるんじゃないかと心配でメールだけ入れといた。


『落ちついたら、連絡くれ』


まだ果敢に対面する状況が整ってねーから俺からは連絡しないけど、もしも野山が話を付けたいと思うのなら誠意を持って対応する気はあるから。

……って、

俺、なんか営業マニュアルまんまの対応だ。
困惑気味でアドリブ効かねぇ。

謝り倒して元に戻るなら直ぐに探し出して抱きしめてやる

……けど。

今度こそ本当に愛相尽かされたかもしれない…それを確認するのが怖くて二の足を踏んでしまう。

会いたいのと、会いたくないのと、相反する気持ちが交錯する。






ほとぼりが冷めるまで―――

なんて、一回やって懲りている筈なのに、学習能力もなく繰り返し




そして俺は思いっきり後悔することになる。




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