恋愛の神様


「タツキも料理は上手なんだよねぇ…。でも、時々ピーの料理が無性に恋しくなるねー…。」

「どうしてかしら。同じ材料使っても同じにならないのよね。やっぱりピーを確保しとくべきじゃないかしら。」

「ワタクシ、メイドになる気はアリマセンよ。」

「……抱き心地もイイし…」

「抱き枕になる気も毛頭ございませんっ!」


良い事を思いついたとばかりにタツキさんが手を打ちます。


「そうだわ。今夜は三人で寝ましょうか。シロが一人占めするのはズルイもの。」

「ふふ。川の字?いいねぇ……なんかイチャイチャ家族ってカンジ。」



はあああ。

ワタクシは突拍子もないお二人に深い溜息です。


「イチャイチャするなら二人でお願いしますヨ…」


てか、タツキさん。

ハクトさんと仲良くなって感覚まで似てきてやしませんか?


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