6人の恋物語

RYOKO

「ふ・・・ふぇーーーーーん」

・・・悔しいよ・・・。
・・・寂しいよ・・・。
・・・辛すぎるよ・・・。

正男・・・・・。好きなのに。

私は人影のないところで大泣きしていた。
それももう3日目。

「ふぇーーーーーん」

-タタタタタタタタッ

「!?」

怖いよ。

私の上に何かが覆いかぶさった。

「やぁっと見つけた!」

え?まさ・・・お?

「正男?なんで?」
「ゴメン!」

そういってハンカチを渡してくれた。

「か・・・彼女のところ・・に・・いなくてもいいの?」
「いるじゃん。彼女のところ」
「ふぇ?」
「もう・・アイツとは何にもないから」
「ほ・・・本当に?」
「あぁ」

すごく疲れていた。
正男・・・必死に私を探してくれたんだね。

「付き合ってくれる?てか付き合え!!」
「ま・・正男!いいの?やり直してくれるの?」
「それはこっちの台詞ですー」
「うん。うん!!」

私たちはまた1からスタートする事にした。

「正男、もう浮気ダメだからね!」
「うん。分かってる」
「ダイスキ!」
「俺も」

本当に、本当に大好きだよ。正男。
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