6人の恋物語

MASAO

涼子とよりを戻せてよかった。
嬉しかった。
マジであんときは泣きそうだったし。

「お前は人騒がせな奴だなー」
「健太、うるせーよ」
「だってマジじゃん」
「・・・」
「おーい、買ってきだぞ?」
「おー」
「サンキュー」
「拓様お待ちしてましたー(笑)」
「なんだよ?キモイわ。正男」
「で・・・」
「あぁ、はい。煙草」
「サンキュ」

俺は煙草に火をつけ吸っていた。

「煙草うめー」
「煙草、本当はすっちゃダメなんだからな」
「はい。すんません・・・」
「つかぁ・・・どっから持ってきたの?」
「健太・・・それ聞いちゃう?」
「うん!聞いちゃう」
「拾った」

ブッ!!!!

「はぁ?」
「嘘。ちゃんと買ってきた」

やっぱうめーな。煙草は。
てか、何ですっちゃダメなの?わかんねー。

「明日から学校だな」
「だな」
「え?それ・・・マヂ?」

涼子のことで頭がいっぱいで学校なんて忘れていた。

「は?お前はバカか?」

忘れてたー。

ヤべー。
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