Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪


二人の会話は当然に英語なため、麗華には“こんなことを言ってる?”ぐらいしかわからなかった。


怜士は麗華を相手にするよりも、幾分か落ち着いた感じで、静かに淡々と話している。


麗華は自分の時との違いにまじまじと眺めていた。


上に立つ者としての自信に満ち溢れ、どこか高慢で冷たい感じ。


声の調子も一定で、柔らかいが硬質な音を含んでいる。


決して他人を内側に入れない。


そんなやり取りだけど、この二人。


麗華は呆けたように見つめる。


男と女の関係だ。
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