Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪
だから、問題は、こっちのほうか。
なんでもないように、食べ物をとりに行った麗華の後姿を探す。
麗華の方もイヴリンとの関係を見抜いた。
“自分は関係ないし”の態度。
でも内心では落ち込む癖に。
怜士の推察通り、麗華は落ち込み気味で食べ物を皿にとっていた。
こんなにも美味しそうなのに心が晴れない。
あの金髪美人の胸にしていた名札には、国際機関所属の肩書きが書かれていた。
つまり才女って事か。
「あれ、麗華?」