Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪


だから、問題は、こっちのほうか。


なんでもないように、食べ物をとりに行った麗華の後姿を探す。


麗華の方もイヴリンとの関係を見抜いた。


“自分は関係ないし”の態度。


でも内心では落ち込む癖に。


怜士の推察通り、麗華は落ち込み気味で食べ物を皿にとっていた。


こんなにも美味しそうなのに心が晴れない。


あの金髪美人の胸にしていた名札には、国際機関所属の肩書きが書かれていた。


つまり才女って事か。


「あれ、麗華?」
< 190 / 419 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop