Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪

中等部生になって雑誌の読モをやり始めたから、年度が替わるごとのいつものことだった。


大学生になって、某雑誌の専属になったから、今年は特に多いかもしれない。


自分が表紙の雑誌が購買会に置いてある今月は特に。


ありがたいことに容姿には、恵まれた。


でも何も役に立たなかった。


所詮、その人の好みではなかったら、意味がない。


「おはよう」


やや不機嫌な声でぼそりと呟いて美和が隣の席についた。


「どうしたの?」

「眠い」

「なんで」

「昨日、碧ちゃんと夕食を食べに行って、そして」

「はいはい」


相変わらずの美和の行動に麗華は流した。
< 2 / 419 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop