Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪
勢いよくかかとを下ろしたため、ヒールがミシリと音をたてる。
ってか、あいつは日本語わかるし!
理事会が終わると、園田は怜士と腕を組みそうな雰囲気で帰って行った。
麗華は少し歩みをゆるめて、ため息をつく。
仕事って難しい。
麗華が怒り心頭なのに、匠はさすがに恐れをなしたらしく、“おごってやろうか”と夕食に誘ってくれたが、楽しく
食事ができる気分ではないのに断った。
そもそも嫌われている奴と食事なんてしたくないし。
でも、家に帰るだけ。
怜士からの誘いは、めっきり減った。
忙しいのは察せられる。