Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪


「でも実感ないよね~。
 私、なにやってんのかな。
 いや、まあ、ブレてない。
 ブレてはないんだけど」


いつか怜士に言われた通り、根っこの部分は変わらないのだから。


家のこともあるんだし。


やっぱり、こうするしかないんだ。


でもこんなにすっきりしないのは?


怜士と黒スーツの美人が、連れ立ってミーティングに出て行ったのがよみがえる。


「美人で仕事できたら最高だよね」
「まあ、そうかもね」


麗華の事かと思って、美和は同意した。
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