Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪


「どうかな」


美和は柔らかく言うと、麗華の前にチーズの皿を押しやった。


「何とか申請書とか、そんなのばっか。
 区に出したり、厚労省に出したり。
 こんなので私、子供たちに役立ってんのかな」
「誰か書かなきゃ、補助金もらえないんだし、財源無ければ子供たちのためにならないでしょ」
「うん」


うなずく頭が重く動く。


酔いは回っているようだ。
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