Amarosso~深い愛~を召し上がれ♪
「なんてお母様には言ったの?」
「夕食の席で飲ませすぎました。
申し訳ございません。
麗華さんはご気分が悪く、戻してしまいそうとのことです。
つきましては、お預かりしてもよろしいでしょうか。
責任をもって、お世話させていただきます」
「執事かい」
思わずつっこんだ自分の大声に頭を押さえている。
「もう。
帰ったら、なに言われるか」
がっくりと、うなだれてぼやいた。
怜士は前にこぼれた髪の毛を耳の後ろにかけてやる。